家を建てるとき、ついつい「後回し」にされがちなのがガレージ。
でも実は、お客様からのご希望で非常に多いのもガレージなのです。
今回は、「なぜガレージが人気なのか?」「なぜ後回しにされがちなのか?」そして「将来を見据えた計画の立て方」についてお話しします。
ガレージを希望するのはどんな人?
・物を大事にしたい人
車だけでなく、自転車やアウトドア用品など、長くきれいに使いたいという気持ちが強い方ほどガレージを希望されます。
・奥様が希望されるケースも多い
特に「新築と同時に新車を購入予定」という場合は、「せっかくの新車を守りたい」という理由でガレージが注目されます。
・子育てが一段落し、自分たちの時間が増えた世代
「第二の人生」を楽しむために、ガレージを趣味の空間として取り入れるご夫婦も増えています。
ガレージがある暮らしのメリット
・車の中が熱くならない
夏の暑さでハンドルが持てない…という心配が激減。
・車が長持ちする
直射日光や風雨から守られ、車の劣化が遅くなります。
・家の中も片付く
ガレージがあると収納力が増し、結果的に室内もすっきり。
・日々使いやすい動線を確保できる
買い物帰りの荷物運びや、雨の日の乗り降りなど、ガレージがあると日常生活の快適さが変わります。
ガレージが「後回し」になる理由とそのリスク
・予算の都合
限られた予算では、まず「居住スペースを優先したい」という声が多いです。確かにガレージがなくても生活はできます。
・土地や建ぺい率の問題
希望しても、実際の敷地条件や法規制、さらには隣人との関係で断念するケースもあります。
・将来の車のサイズ変化に対応できない
最初は軽自動車だったのに、数年後に大きな車に買い替えたら「ガレージに入らない!」という事例もあります。
ガレージづくりは「人生設計」の一部として考える
ガレージは単なる「車をしまう場所」ではありません。
ライフスタイルを豊かにし、日常の使いやすさ、快適さを左右する大切な空間です。
将来的に車を買い替える予定があるのか?
趣味のスペースとしても使いたいのか?
お子さんが巣立ったあとの夫婦の暮らしをどう楽しみたいか?
——こうした人生設計をベースに、ガレージの有無や形を考えることが後悔しない家づくりにつながります。
まとめ
「いつかガレージがほしい」ではなく、「いつ、どんなガレージが必要か?」を考えることが大切です。
将来の自分たちの暮らしを思い描きながら、無理のない予算の中で「今すべき判断」を一緒に考えていきましょう。